筋トレの必要性。健康だけじゃない!美容の悩みもほぼ解決できる!

オーバー40から何故筋トレが必要なのか?

ロコモティブシンドロームという言葉をご存じでしょうか?
ロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)は、加齢に伴う筋力の低下や関節や脊椎の病気、骨粗しょう症などにより運動器の機能が衰えて、要介護や寝たきりになってしまったり、そのリスクの高い状態を表す言葉です。 
 日本は、人生の長さも健康寿命も世界で一番の国なのはご存じのとおりです。
とは言うものの、大きな問題があります。
寝たきり、介護の問題です。
平成12年に介護保険制度が施行されて以来、要介護認定者数は増え続けています。
当初、要介護認定者数(要支援を含む)は220万人でしたが、平成18年には440万人と倍増し、そして平成22年10月には500万人を超えました。
75歳以上の人のほぼ3人に1人は、要介護認定者ということになるわけです。
これは決してひとごとではありません。

要介護となる原因は何なのでしょうか?

全体の約2割は運動器の障害が原因であることがわかっています。
さらに男女別に見ると、男性は脳卒中が4割を超えて圧倒的に多いのですが、一方、全要介護者の約7割を占める女性の場合は3割近くが運動器疾患によるものです
女性にとってはロコモ予防が重要ということになります。
介護予防のためには、「女性はロコモに気をつけよう」というわけです。

ロコモに特に関係が深い疾患は、高齢者に多いひざ、こし、ほねの病気、つまり変形性膝関節症、変形性腰椎症、骨粗しょう症と考えられています。
この調査によると、それぞれの病気の推計人口は、変形性膝関節症は2530万人、変形性腰椎症は3790万人、骨粗しょう症は1300万人となっています。
この数字は、メタボの人口、すなわち高血圧(3970万人)、糖尿病(820万人)、脂質異常症(1410万人)に匹敵する数になっています。

腰痛の訴えが一番多い

接客中に「どちらか気になるところや、痛みがあるところはございますか?」とおたずねすると「腰が痛いです。」というカイトが一番です。

腰痛のみならず、変形性膝関節症は大腿四頭筋など膝周囲の筋力訓練が症状の緩和に有用であることが知られていますし、骨粗鬆症に対しては背筋訓練や踵上げを初めとして多くの運動が骨強度の改善に役立つことが知られています。
さらに片脚立ちなどのバランス訓練は転倒予防にも効果があり、運動器の病気や機能低下には、やはり運動をすることがもっとも大切であると言えるでしょう。

美容との関連性

下半身に大きな筋肉の7割が集まっていると言われています。
大きな筋肉に連動して小さな筋肉がついているので、大きな筋肉を動かすことで小さな筋肉も一緒に鍛えられます。
美容との関連性で言えば「成長ホルモン」の分泌促進が一番です。

筋トレをすると「乳酸」という物質が発生します。
乳酸には「成長ホルモン」の分泌を促進する作用があります。
成長ホルモンは「筋肉を増やす」「糖や脂質の代謝を促進する」「免疫機能や認知機能亢進」等多くの作用があります。
また、この分泌量が減ると落ち込みやすくなったり、イライラしやすくなるなど心の健康を害します。

若返りホルモン「マイオカイン」

マイオカインという言葉をご存じでしょうか?
マイオカインとは筋肉から分泌されるさまざまな生理活性物質(ホルモン)の総称です。 
通称「若返りホルモン」と呼ばれています。
マイオカインによる健康美容効果を得るためには、運動が効果的です。
マイオカインの効果を継続的に得るためにも、運動は習慣化したほうが良いでしょう。

マイオカインの効果は以下の通りです。

  • 糖尿病、高血圧、動脈硬化予防
  • 体脂肪の燃焼促進
  • 認知症予防
  • 大腸がんのリスクを下げる

ロコモティブシンドロームとマイオカインに関する情報は今後も定期的に発信していきたいと思います。

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